免疫

2016年3月 1日 (火)

本格的にスギ花粉が飛散し始めました!

こんにちは。

トヨエモンです。

 

スギ花粉シーズンに突入 in 2016!!でも触れましたが、

先週末辺りから急激に花粉飛散量が増えています。

いよいよ本格的なピークとなります。

 
 

ちなみに今週末に向けて、さらに多くの花粉が飛散しそうです。

不要・不急の外出は控えた方が無難でしょう。

 

トヨエモンは花粉症でないものの、

喘息などのアレルギー疾患持ちですので、

症状が出たときは本当にツライです。

 

とは言っても、自分が花粉症でないと、

そのツラさが解らない部分もあり、

花粉症の方に対する思いやりが欠けることもしばしば。

申し訳ないと思います。

 

そんなトヨエモンが伝えられることは、

乳酸菌の可能性だけです。

先月紹介したアンケート調査でも

● LGG菌とTMC0356菌–アンケート調査①

● LGG菌とTMC0356菌–アンケート調査②

摂取1週間で排便回数が増えたと答えている人が4割、

摂取2週間で全体的な体調が良くなったと答えている人が4割に

達しています。

なので、事前準備をしてこなかった方でも、

今からそのポテンシャルを引き出すことが可能かもしれません。

 

ちなみに、

LGGラボの花粉と乳酸菌に関するページが

リニューアルされていますので、

こちらも是非ご覧になってください。

 

最後に、

乳酸菌がアトピーや花粉症のようなアレルギー疾患に効果あり!という

エビデンスは多くあります。

なので、これらの疾患の予防に対して、

乳酸菌を食事に取入れる価値は十分にあるかと個人的に思っています。

  

おしまい。

2015年11月20日 (金)

寒くなってきました・・・

こんにちは。

トヨエモンです。

 

なんだかパッとしない天気が続いているうえに、

急に寒さが増してきました。

トヨエモンも体調がすぐれず、本日は定時上がり。

何となく体がだるく、欠伸ばかり出ます。

風邪というより、単に寝不足と不摂生ですな・・・。

 

ただ、こういう時って大抵お腹の調子もイマイチな気がします。

卵か鶏かは分かりませんが、やはりお腹の調子を整えておくのは

重要なことだと実感しますね。皆さんも、お腹ケアを忘れずに!

あと、ちゃんと睡眠もとりましょう!!

 

ちなみに早く帰ろうと思ったトヨエモン。

茅ケ崎駅に着き、本日駅ビルがリニューアルOPENしたのに気付き、

結局、店内を回ってしまいました。

ミーハー心は抑えらませんでしたが、やはり人ごみと体調には勝てず、

何も買わずに退散・・・。

やっぱり今日はビール飲んで早く寝ろっていうことですね!!

 

おしまい。

2014年12月14日 (日)

LGG菌がインフルエンザワクチンの効果をUPする!

こんにちは。

トヨエモンです。

 

金曜日はケンノシンと軽く飲みに行き、酔っぱらいながら買い物して帰ったのですが、

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朝起きたら冷蔵庫に、さんま2尾、いわし5尾、ソゲ(ヒラメの子供)1尾が入ってました。。。

なんでこんなに買ったのか自分でも訳が分かりませんが、面倒なのでとりあえずサンマとイワシは一尾ずつ焼くことにして、あとはひたすら捌いて冷凍庫へぶち込みます。

次はソゲ。背骨にそって切り込みを入れた時点でウロコを取り忘れたことに気付きました。

仕方ないので、ウロコをとって水で流します・・・おかげで身がぐちゃぐちゃです。

どうにか5枚におろして、こちらも冷凍庫へ。

ソゲに苦戦したおかげで、魚を捌くのに1時間も費やしてしまいました。

今後、釣った魚以外は魚屋で捌いてもらうことにしよう!と心に誓った休日でした。。。

 

さて、本題に入りますが、前回はRSウイルスとLGG菌について書きました。

そこで、ウイルス感染つながりということもあって、今回は毎年恒例となってきたインフルエンザとLGG菌について書きます。

今回は紹介するのは、インフルエンザワクチンの効果UPに対する研究報告です。

出典は、

「Lactobacillus GG as an immune adjuvant for live-attenuated influenza vaccine in healthy adults: a randomized double-blind placebo-controlled trial」
Davidsonら, Eur J Clin Nutr. 2011年

という論文です。

まず、この論文のタイトルを適当に訳すと、

「健常な成人におけるインフルエンザ生ワクチンのアジュバントとしてのLGG菌〜ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で〜」という、なんのこっちゃ難しいタイトルです。

料理でいうと、

「ヒラメのポワレ〜季節の野菜を添えて」

という感じでしょうか?

 

主役となるヒラメのポワレ的な部分が、インフルエンザワクチンのアジュバントとしてのLGG菌というところです。

アジュバントとは、免疫力をBoost(よりUP)させる物質のことを言いますが、LGG菌を摂取すると、インフルエンザワクチンの効果がより高められるというわけです。

次に、サブタイトルの〜季節の野菜を添えて〜的な部分を見てみます。

このサブタイトルによって、料理に季節感がもたらされますよね。

では、論文のタイトルの方をみますと、〜ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で〜という部分が、〜季節の野菜を添えて〜的な感じになります。

この試験はプラセボ(日本語では偽薬)を使った人と、LGG菌を使った人を比較し、被験者もどっちを摂取しているか分からないし、より公正公平なデータを取得できる設定でおこなっているということです。

(プラセボについては、ググって下さい!)

つまり、サブタイトルにあるこの試験設定によって、論文のデータにより信頼性がもたらされています。

 

最後に、簡単に試験の概略を書きますと、LAIVと呼ばれるインフルエンザ生ワクチンを予防接種した人たちに、プラセボもしくはLGG菌を摂取してもらったところ、LGG菌を摂取した人たちではH3N2型ウイルス(香港型)に対するワクチンの力価が上昇していたというものです。

このようなアジュバント効果は、免疫調節機能が低下している人や高齢者で特に有効だと考えられています。なぜなら、通常はワクチン接種で十分は免疫力を確保できるのですが、そのような人達は、ワクチンを打っても十分な抵抗力までワクチンの効果が上がらないからです。

もう既にインフルエンザの流行する季節になっていますので、皆さん、手洗い・うがいをしっかりと行い、十分な睡眠をとるようにしましょう。また、できるだけワクチンも接種しましょう。そして、それらの効果をより確実にするために、LGG菌を摂って、体調を崩さないようにしましょう!

おしまい。

2014年12月10日 (水)

RSウイルスとLGG

こんにちは。

トヨエモンです。

昨夜、ニュースを見ていたら子供のRSウイルス感染が流行っているのだとか…。

そういえば、 この間ケンノシンも同じことを言ってたような気がします。

独身のトヨエモンは、子供についての情報が乏しいので、保育園や幼稚園で何が流行ってるのか全く分かりません。

なので、いつもケンノシンとタケサブローからの情報が頼りです。

         

さて本題ですが、プロバイオティクスとRSウイルスの研究は報告が少ないないようです。

とりあえず調べてみると、フィンランドのヘルシンキ大学Korpela先生のチームが幼児に対する呼吸器感染症の研究でRSウイルスもみていました。

その他、風邪のウイルスとして最もポピュラーなライノウイルスやインフルエンザウイルスなどもみています。

 

結果としては、他の臨床試験同様、LGGを摂取すると、感染後の保育園や幼稚園を休む日数が減ります。

つまり、症状が軽減されます。

 

一方で、感染した子供の鼻から検出されるウイルス数は、LGG菌摂取しても変わらなかったとあります。

 

ウイルスはいるけど、症状は軽くなる…まだまだ詳細なメカニズムはわかっておりません。

というよりは、様々なメカニズムが複合的に関与していて、単純に”コレが効いている!”というような、現象はないと思います。

例えば、LGG菌を摂取すると、NK活性や抗ウイルス性サイトカイン(インターフェロンαやβ)、炎症性サイトカインTNF-αの上昇によって、ウイルスに対する防御機構を示すことがわかっています。

また、最近の研究では、口から摂取したLGG菌は、その付着性によって、ある程度の時間を口腔や咽頭、気道付近にとどまっていることが分かってきています。

そして、腸内だけでなく、口や鼻、呼吸器の免疫システムを活性していると考えられています。

このように、様々な免疫システムの活性化の結果、ウイルス感染に対して作用しています。

いずれにしろ、下記の臨床試験の報告(臨床試験だけです!動物試験等は含みません)を見れば、やはりLGG菌が呼吸器感染症に対して効果を示すことがわかると思います。

下記は、効果のあった論文だけをリストアップしていますが、他に有意な差が見られなかった試験報告も数個ありました。

 

 

① プロバイオティクスを含むミルクの長期摂取の園児に対する効果 Hatakkaら BMJ 2001年

② プロバイオティクス鼻腔内投与が、鼻腔内の病原菌の定着を減らす Glück Uら Am J Clin Nutr 2003年

③ 嚢胞性線維症の子供における肺の症状悪化に対するLGG菌摂取の効果 Bruzzeseら Clin Nutr 2007年

④ 乳児へのプロバイオティクスとプレバイオティクスの投与の感染率に対する長期的安全性と効果 Kukkonenら Pediatrics 2008年

⑤ プロバイオティクスが乳児における急性感染症のリスクを下げる Rautavaら Br J Nutr 2009年

⑥ LGG菌が園児における胃腸および呼吸器の感染症を予防する Hojsakら Clin Nutr 2010年

⑦ LGG菌が入院児童における胃腸および呼吸器の感染症を予防する Hojsakら Pediatrics 2010年

⑧ プロバイオティクス投与が、嚢胞性線維症患者の肺の症状悪化に対する影響 Weissら Pediatr Pulmonol 2010年

⑨ 入院児童に対するLGG菌の投与は、胃腸および呼吸器の感染症のリスクを減らす Meadows-Oliverら Evid Based Nurs 2011年

⑩ 中耳炎になりやすい子供の鼻咽頭におけるヒトボカウイルス Lehtorantaら Int J Pediatr Otorhinolaryngol 2012年

⑪ LGG菌を含むミルクと子供における呼吸器疾患 Kumpuら Eur J Clin Nutr 2012年

⑫ 経口投与後のLGG菌が扁桃腺から検出される Kumpuら Br J Nutr 2013年

⑬ LGG菌の使用と、園児の鼻咽頭からのウイルス検出 Kumpuら J Med Virol 2013年

⑭ プレバイオティクスとプロバイオティクス投与が早産児におけるライノウイルス感染を予防する Luotoら J Allergy Clin Immunol 2014年

⑮ 徴候的なフィンランドの軍人におけるプロバイオティクス投与とウイルス検出 Lehtorantaら J Clin Virol 2014年

※ ブログ前半で紹介したRSウイルスに関する記述がある論文は⑬です

 

 

上のリストを見ていただければ、LGG菌と呼吸器感染症に対する研究は、すでに10年以上経っており、LGG菌の機能性は沢山の研究の積み重ねから生まれていることが解かってもらえるかと思います。

最後に、下記のメタ解析の論文でも、LGG菌の投与が子供の呼吸器感染に対する予防に対して有効であることを示しています。

Lactobacillus rhamnosus GG supplementation for preventing respiratory infections in children: a meta-analysis of randomized, placebo-controlled trials.
Liu S, Hu P, Du X, Zhou T, Pei X.
Indian Pediatr. 2013

メタ解析とは、沢山の臨床報告を総合的に解析し、本当に効果があるのか?を調べる手法です。

この解析は非常に信頼性が高いのですが、メタ解析をするためには、しっかりとした臨床報告が多数出ていることが必要です。

なので、メタ解析による効果の判断には多くの論文数が必要となります。

LGG菌は研究の積み重ねがあるからこそ、こういったメタ解析ができると言えますね!

小難しい話になってしまいましたが、お付き合い有難うございました。

おしまい。

2013年11月 5日 (火)

本が出ました!!

こんにちは。
トヨエモンです。

今回は、2013年9月24日にCRC Pressより発刊された、新しいプロバイオティクス関連の
本について紹介したいと思います。

この本は、東北大学の北澤春樹先生が中心となって編集したもので、
タイトルは、「PROBIOTICS: IMMUNOBIOTICS AND INNUNOGENICS」。

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Immunobiotics(イムノバイオティクス)やImmunogenics(イムノジェニクス)という言葉は、
免疫調節性のプロバイオティクスと、その生理活性物質のことを指します。
したがって、この本では、免疫調節機能をもったプロバイオティクスとその調節メカニズムに
ついて書かれています。

 

実は、北澤先生のご好意から、この著書の第7章
「Immunobiotics and Antiviral Immunity」
(イムノバイオティクスと抗ウイルス性免疫)
を、僭越ながらLGG菌サムライ達で執筆させて頂きました!!

この章では、ロタウイルス感染とインフルエンザウイルス感染を中心とした
ウイルス感染症に対する、様々なプロバイオティクスの効果を紹介しています。


特に、ロタウイルスによる下痢症は、ほとんどの小児が経験する病気なのですが、
日本では、このウイルスの名前はあまり知られていないようです(なぜ?)。

実は、ロタウイルス下痢症に効果を持つプロバイオティクスとして、
最初に報告されたのは「LGG菌」で、ウイルス防御にもプロバイオティクスが
役に立つことを、最初に証明したものだと思います。
従って、LGG菌とロタウイルス感染に関する研究論文が数多く出ているため、
LGG菌の研究が主に紹介されています。


一方、インフルエンザについては、このブログでも紹介してきた内容の他、
(そんなに紹介していないだろ!!というツッコミはしないで下さい(笑))、
プロバイオティクスによってインフルエンザワクチンの活性が上がるという
内容についても書いています。

ワクチンを打っているんだから大丈夫じゃないの!?という疑問をもつ方も
おられるかと思いますが、子供や高齢者はワクチンを打っても、充分な免疫力を
確保できないことがあるのです。
そんな時にプロバイオティクスを摂取すると、プロバイオティクスが身体の免疫を
活性化し、そこにワクチンを打つことで充分な量の抗体が得られるという
メカニズムなのです。

また、ここではLGG菌以外に、もう一つの当社の独自株であるTMC0356菌
(Lactobacillus gasseri TMC0356)の抗インフルエンザ効果も紹介していますので、
こちらの菌株にも興味を持って頂ければと思います^^ 

この本は英文著書ですので、ちょっと(!?)読み辛いかと思いますが、
プロバイオティクスと身体の免疫システムに関して、
非常によく纏まった本となっておりますので、ご興味のある方は、
是非一読して頂ければと思います!!

長くなってしまいましたが、ちょっと宣伝させていただきました(笑)

 

おしまい。

2013年2月 1日 (金)

今年はすごいらしいです!

こんにちはケンノシンです。

久しぶりのブログ更新となってしまいました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

さて、最近は、インフルエンザが流行っているらしく、
職場の神奈川県では本日インフルエンザ流行警報なるものが発表されてました。
みなさんは大丈夫でしょうか!?

さらに、最近のニュースで頻繁に出てきますが、今年の花粉の飛散量は去年の1.5倍で、
2月あたりにピークになるそうです。

大変な時期になってきました。
いずれにしても、こんなときに注目して頂きたいのは、もちろんLGG菌です!

LGG菌のインフルエンザ予防の研究、
風邪予防の研究はこれまでに何度か紹介してきましたが、

花粉症に関しても研究されています。
次回、花粉症についてご紹介したいと思います。

つづく

2012年12月19日 (水)

炎症反応は敵か味方か!?③

こんにちは
ケンノシンです。

体の防御反応である炎症反応ですが、良いことばかりではありません。
この炎症反応が何かの原因で、慢性的に起こり、病気になる場合があります。

中でも、最近患者が増えているのが、「炎症性腸疾患」なるものがあります。
これは、腸を含めた消化管が、原因不明の炎症を起こす病気です。

これについては、トヨエモンが、熱心に研究を行っていますので、
詳しいことはトヨエモンより説明してくれると思います。

もう一つ話題となっていることは、肥満は炎症状態になっていることがわかってきました。
いま非常に研究が行われている分野ですが、次回分かる範囲で簡単にご説明できればと思います。

つづく

2012年11月22日 (木)

炎症反応は敵か味方か!?②

こんにちは
ケンノシンです。

今回は、炎症に関わる免疫細胞の一部をご紹介します。

K0035_3

手元にあった写真ですが、これは炎症に関わる免疫細胞の「マクロファージ」です。

この細胞は、手当たり次第、体の中に侵入してきた異物とみなすものを食べていきます。
また、異物によって、死んでしまった細胞なども食べます。

写真のように、マクロファージは手のように、一部を伸ばして異物をキャッチします。

そして、ここからが肝心!

ただ食べるだけでなく、ここで炎症性の物質を吐き出します。
人間と同じく食べたら出します(笑)
この炎症性物質が出ることにより、炎症反応が始まっていきます。

この炎症物質は他の免疫細胞を呼び寄せ、さらに体の防御反応を強固にしていきます。

ここには様々な免疫細胞が関係しているのですが、非常に複雑で、明らかになっていないことがたくさんあります。
他の免疫細胞については次の機会にご紹介できればと思います。

つづく

2012年11月13日 (火)

炎症反応は敵か味方か!?①

こんにちは
ケンノシンです。

今回は、トヨエモンのブログで登場してきた「炎症」について、簡単に説明したいと思います。

炎症反応とは・・・、簡単に言えば、生体の防御反応であり、体が怪我をしたり、風を引いたり、やけどをしたり、
外部からバイ菌が入ったりしたときに起こる現象です。
例えば、
・風邪を引くと熱が出る
・風邪を引くと喉や頭が痛くなる
・皮膚が傷つくと赤くはれ上がる
・頭を打つとたんこぶができる

などなど様々なものがありますが、どれも不快なものですよね。

トヨエモンは最近、痛風!?で足が痛いと嘆いております。
水分補給が良いということで白湯ばかり飲んでいます。
痛風も尿酸が結晶化し、炎症を引き起こしています。
まだ若いのに大丈夫かな!?多分痛風じゃないと思いますが・・・。

痛風はさておき、この不快な反応こそが体の防御反応であり、
これがなければ体の異変は元の正常な状態には戻りません。
菌に感染したら、感染が広がらないように働き、
生体が傷ついたら、外部から菌が入らないように働いたり。

この炎症反応によって、様々な免疫細胞が集まりだし、お互いに協力し合うことにより、
生体を元の正常な状態になるよう働きかけていきます。
つまりは、炎症は体になくてはならない現象なのです。

つづく。

2012年11月 8日 (木)

LGG菌は風邪から子供を守る!!③

こんにちは。
トヨエモンです。

前回はFoods&Functionalsの記事を和訳して紹介しましたが、
今回はこの記事の中に紹介されていたHojsak達が発表した
2010年の2つの研究のうち、保育園で実施された研究を紹介します。

この研究では、クロアチアの首都ザグレブで行われ、この地域にある
4ヶ所の保育園に通う281人の園児(1~7歳)が参加しました。
この281人を無作為に2つのグループに分け、
片方のグループ(139人)にLGG菌入りの発酵乳を、
もう片方のグループ(142人)にはLGG菌が入っていない発酵乳を
3ヶ月間毎日摂取してもらいました。
LGG菌の入りの発酵乳には10億個のLGG菌がはいっています。

ケンノシンの絵を使わせてもらうと、こんな(↓)感じになります(笑)

Y0066_4
(クロアチアのユニフォームを着せてみました★)

そして、呼吸器感染にかかった子供の数は、
下の表のようにLGG菌グループで減少しました。
P値は0.05より小さいと統計的に有意であると見なされます(P < 0.05)。

Y0067_3  
この結果を見て、
「約70%が40%程度に下がっただけで、LGG菌グループだって
60人も感染してるじゃん!!」
って思う方も多くいらっしゃるかと思います。
トヨエモンが一番重視しているのは、実はこれらの試験が大都市の施設で
行なわれていることなんです。
ケンノシンが紹介したヘルシンキの研究も含めて、
その国の首都で行なわれており、人の流れも多く、
田舎の地域にくらべれば感染のリスクが高いわけです。
そのような環境の中で統計的にきちっとした結果が出ているというのが、
LGG菌の強みかも知れませんね。

つづく。

※    この研究は、Clinical Nutritionというヨーロッパの臨床栄養学の
雑誌に掲載されています。
Hojak et al. (2010) Lactobacillus GG in the prevention of gastrointestinal and
respiratory tract infections in children who attend day care centers: A randomized,
double-blind, placebo-controlled trial. Clinical Nutrition. 29:312-316.