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2014年2月 4日 (火)

腸管バリアとLGG菌②

こんにちは。
トヨエモンです。

さて、前回は腸管バリア機能について簡単に説明させて頂きました。
今回は、プロバイオティクスがどのように腸管バリア機能へ作用しているのか
ということについて紹介します。

まず、簡単(!?)なイラストを紹介します。
これは、 Ohlandらのレビュー(論文)のイラストですが、
非常によく纏まったものだったので、ブログ用に改変しました。
※ 出典: Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol (2010)

1_2
Ohlandらのレビューでは、腸内へ到達したプロバイオティクスの働きを、
おおまかに次のように3つに分けています。

① 他の細菌への直接的な作用
② 腸管免疫系への作用
③ 腸管上皮細胞への直接的な作用

①は、他の共生細菌や病原菌が腸管上皮に付着するのを防いだり、
さらにバクテリオシンのような抗菌物質で攻撃することによって、
細菌が体内へ侵入するのを防ぐ作用です。

②は、免疫システムに働きかけ、分泌型IgAの産生を促進する作用です。
腸管粘膜に分泌されたIgAが異物を捕獲することによって、
異物が体内へ侵入するのを防ぎます。

③は、腸管上皮細胞から粘液(ムチン)の産生やディフェンシンのような
抗菌物質の産生を促進する作用です。さらに細胞同士を結合する
タイトジャンクション(TJ)の構成タンパク質の発現を調節し、
細胞と細胞の隙間から異物が侵入するのを防ぐ作用も含みます。

さらっと書いてしまいましたが、次からはLGG菌による①~③の作用を
もう少し詳しく見ていきたいと思います。

20140131_124037研究所の前の梅がキレイに咲いてきました!!

おしまい。