« 花粉が飛び交う前に | メイン | 腸管バリアとLGG菌② »

2014年1月23日 (木)

腸管バリア機能とLGG菌①

こんにちは。
トヨエモンです。

さて、先月告知しましたように、2013年12月7日にHindgut Club Japanシンポジウムで
発表した内容を紹介していきたいと思います。

https://lgg-samurai.blogat.jp/lgg/2013/12/post-a42b.html

 

まず、腸管は「内なる外」と呼ばれ、身体の中にありながら実は体外であるというのは、
以前ケンノシンが紹介しましたね。

参考:おなかは大切に!

なので、腸管には免疫細胞がたくさん集まっており、外界から侵入してくる異物、
例えばウイルスや細菌を撃退しています。

一方で腸管の表面(上皮)には、外界からこれらの異物が体内へ侵入しないように
防御するバリア機能と呼ばれる機能が備わっています。

免疫細胞たちは、どちらかというと、体内へ侵入してきた異物に対して働くわけですが、
バリア機能は侵入を防ぐという意味で、第一の砦となっているわけです。

それでは、腸管上皮はどのように異物の侵入を防いでいるのでしょうか?

Barrier
上の図は、腸管上皮を模式的にあらわしたものです。
上側が腸管内(身体の外)、下側が体内となります。
上皮細胞が腸管の表面にズラーっと並び、体内と外界を隔てているのが
分かるかと思います。

腸管バリア機能というと一般的には、上図の③にあるタイトジャンクション(TJ)の
ことを示すかと思いますが、今回のシンポジウムでは大きく3つの働きをバリア機能として
紹介しました。

①は、腸管上皮には粘液(ムチン)が絶えず分泌されており、異物が侵入しにくくなっており、
さらに異物を押し流してしまうバリア機能。
②は、抗菌物質や抗体(分泌型IgA)が、異物を破壊したり補足するバリア機能。
そして
③は、今回のメインテーマ、腸管上皮細胞同士が密接に結合して
(タイトジャンクションを形成して)、細胞と細胞の間から異物が侵入するのを防ぐ機能。

これらのバリア機能に対するプロバイオティクス、特にLGG菌の働きについて
数ある研究報告の中から幾つかピックアップして、この先紹介していきますね!

それでは、本日はこれにて・・・
おしまいm(_ _)m

20140119_104742