LGG菌の歴史

2016年11月30日 (水)

未知なる世界を覗いた男!

こんにちは。

トヨエモンです。

 

さて、以前プロバイオティクスとは?シリーズを書いていたことを

覚えている方はいらっしゃるでしょうか?

プロバイオティクスとは?①

もう一つの定義〜プロバイオティクスとは?②

乳酸菌・ビフィズス菌を見つけた人〜プロバイオティクスとは?③

プロバイオティクスの祖〜プロバイオティクスとは?④

Pro?〜プロバイオティクスとは?⑤

Parkerさん〜プロバイオティクスとは?⑥

動物性?植物性?〜プロバイオティクスとは?外伝

思ってた以上に書いてました・・・

 

そして、⑤より⑥の方が先に書いていました(汗)

こういうのを発見すると、改めて怪我の後遺症を感じさせますね^^;

 

と、まあ過去の記事の内容はどうでもイイとして(よくないけど・・・)、

トヨエモンが講演等でプロバイオティクスの話をする際に出てくるのが、

レーフェンフックです。

 

レーウェンフックは、初めて顕微鏡で微生物を観察したと言われており、

『微生物学の父』とも呼ばれる人です。

つまり、誰もが知らなかった未知なる世界を覗いた男になるわけです。

 

なので、当然プロバイオティクスを語る際には、

真っ先に紹介されるような方なのですが、

プロバイオティクスとは?シリーズでは

レーウェンフックのことは敢えて書きませんでした。

 

というのも、やはり微生物を見るために彼が使った”顕微鏡”が重要な訳で、

この写真はネットでは拾えるものの、著作権とか考えると

載せられなかったからなのです。

 

ただ、その際にレプリカではあっても、

国立科学博物館にあることがわかりました。

そのためもあって、先日は国立科学博物館を

訪問したというのもあるんですね!

(その際の記事はコチラ→クロマニヨンの壁画を見に行こう!

 

じゃーん!

Img_1187

こちらがレーウェンフックの使っていた顕微鏡と同様のレプリカです。

初めて見る人は、多分想像と全く違うかと思います。

使い方が全くわかりません!

 

ただ、レーウェンフックはこのような顕微鏡を使って、

様々な微生物を観察していたのですね!!

そして、17世紀の時代に、

こんなにも科学を発展させていたことに驚きです。

 

おしまい。

 

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ボジョレーヌーヴォーで晩酌ナリ・・・

 

2016年10月26日 (水)

20周年を祝いました☆

こんにちは。

トヨエモンです。

 

以前、このブログでも書いたように、今年は、

LGG菌がこの極東島国『日本』でデビューして20周年です!

本日はその20周年を記念してお祝いしました☆

 

その中で、VALIO社のRoss氏、昭和女子大の飯野教授、

そしてタケサブローに腸内細菌やLGG菌について

お話して頂きました。

 

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VALIO社のRoss Crittenden氏。

ピリ(Pili)のことを鞭に喩え、

LGG菌を小さなインディー・ジョーンズと言っておりました(笑)

 

Img_1018昭和女子大学の飯野久和教授。

トクホ制度などについてお話頂きました。

 

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我らがタケサブロー☆

海外でもかなり発表しているので

堂々としたものです!

そしてタケサブローのスライドは、いつもAB!!(※)

※ Artistic & Beutifulの略です(DAIGOさん風!笑)

 

そして、御三方には大変申し訳ございませんが、

最近このブログを読んで頂いている方は

もう感づいているハズ!!

そう、トヨエモンの大本命はもちろん・・・

 

この写真(↓)のコですheart02

Img_1029 

最近、トヨエモンの波乗り仲間になったコですね!!

(ニュウニュウ:強制的にサーファーにさせられたんだよぉ・・・)

大事な仲間の初ステージ、動画まで撮ってしまいました(笑)

 

ただ、ニュウニュウにはそんな波乗りキャラの設定はないので、

勝手に決めて、そのうち怒られるかもしれませんね。

 

でも、相鉄のそうにゃんはちゃんとサーフィンしてます♪

(その様子はコチラ→動物性?植物性?〜プロバイオティクスとは?外伝

そういえば、昔、ガチャピンもやってました♪♪

(YouTube探したら絶対あるハズ!)

 

なので、ニュウニュウにやらせても怒られる筋合いなし!!

 

おしまい。


 

 

2016年5月28日 (土)

Parkerさん〜プロバイオティクスとは?⑥

こんにちは。

トヨエモンです。

 

さて、久々に続きです。

以前、プロバイオティクスの定義として、

1989年にFullerが最初に唱えたものと(→記事はコチラ

2001年にFAO/WHOが提唱したものを(→記事はコチラ

紹介しました。

 

実は、その前にも1974年にはParkerが

腸内微生物のバランスに寄与する生物や物質が

プロバイオティクスであるという定義を出していました。

※ Parker R.B. Animal Nutrition and Health (1974) 

そもそも、プロバイオティクスという言葉は、

アンチバイオティクス(抗菌剤)の対義語として

提唱されたものです。

 

抗菌剤は病気になってから使用するもので、

しかも耐性菌の問題がありました。

そのため、積極的に健康を促進して病気を予防する

「プロバイオティクス」という概念が生まれました。

「抗:anti-」に対して「Pro-:促進する」というわけです。

 

なので、Parkerは生きた微生物だけに特定していなかったのですね。

ただし、残念ながらParkerの定義はあまり浸透しなかったようです・・・

 

つづく。

 

Img_0375

2016年3月30日 (水)

乳酸菌・ビフィズス菌を見つけた人〜プロバイオティクスとは?③

こんにちは。

トヨエモンです。

 

Img_0129_2巷では花見のニュースがいっぱいですが、

茅ケ崎では未だあまり咲いてません・・・

今回は「プロバイオティクスとは?」シリーズの第三弾です。

 

さて、プロバイオティクスとしてよく使用されるのが乳酸菌とビフィズス菌。

その乳酸菌を最初に発見したと言われるのが、パスツール(フランス)です。

パスツールと言えばワクチン開発などでも有名な人ですね!

その発見の経緯は、ワインの腐敗に乳酸菌が関わっているというものでした。

 

なので、乳酸菌を分離した訳ではないのですが、

乳酸菌による乳酸発酵を見つけたという点で、

第一の発見者と言われています。

 

ただ、乳酸菌は色々なところに住んでいるので、

顕微鏡を発明したレーウェンフック(オランダ)は

草や乳にいる乳酸菌を見ていたのでは?とも

言われているようです。

さらに、分離したのはリスター(イギリス)とも言われています。

なんだか「乳酸菌の発見者はこの人だ!」と断言しにくいです・・・。

  

一方で、

ビフィズス菌の発見者はティシエ(フランス)です。

1899年に乳児の糞便からティシエが分離しました。

こちらはカチっと「この人が発見者!」って言われます。

 

しかも、

ティシエはビフィズス菌の培養液を、

お腹の調子の悪い人に与えたらしいのです。

すでにプロバイオティクスとして

使用しちゃっています。

 

ただ、意外にティシエは有名人ではないらしく、

Wikiでも解説されていませんし、写真も検索できません。

 

プロバイオティクスがこんなに取り沙汰されているのに、

二大プロバイオティクスであるビフィズス菌の発見者が

マイナーな感じになっているのは如何なものでしょうか・・・

って思ってしまいますね。

 

以前の関連記事はココ(↓)からどうぞ!

プロバイオティクスとは?①

もう一つの定義〜プロバイオティクスとは?②

 

つづく。

  

Img_0133週末には見頃になるのでしょうか・・・?

2016年3月19日 (土)

プロバイオティクスとは?①

こんにちは。

トヨエモンです。

 

最近、ほとんど魚のことばかり書いていたので、

「プロバイオティクスとは?」というテーマで

少し書いてみたいと思います。

 

と言うのも、

プロバイオティクスについては様々なメディアで

取り上げられているので、

皆さんよくご存知だと思っていました。

 

ただ、セミナーや展示会等で色々な方からの

ご質問を受けると、

「意外にプロバイオティクスって理解されていないのでは?」と

感じることが多々あります。

 

おそらく頭の中で整理できないレベルまで

たくさんの情報が溢れすぎているのでしょう。

 

そこで、

このブログでプロバイオティクスの歴史や概念などについて

おさらいしてみたいと思います。

  

まず、『プロバイオティクス(probiotics)』を

最初に定義付けした人は、

イギリスの微生物学者Roy Fuller博士です。

1989年、彼はプロバイオティクスを

”A live microbial feed supplement which beneficially affects

the host animal by improving its intestinal microbial balance” 

であると定義しました。

※ Fuller. J Appl Microbiol (1989)

 

和訳(意訳)すると、

”腸内フローラのバランスを改善することによって、

(ヒトなどの)宿主に有益な作用をもたらす生きた微生物

となります。

  

つまり、プロバイオティクスとは

基本的に生きていることが前提であることが

お解りいただけるかと思います。

 

つづく。

 

Img_0063先日の記事(冬の桜を見に・・・)で書いた

大量にもらった大根の一部は

切り干し大根にしてみたのでした・・・笑

ちゃんとできました!

 

2015年10月 6日 (火)

Foods & Functionals最新号が出ています!

こんにちは。

トヨエモンです。

 

最近、会社のPCが変わったのですが、よく考えたら会社のPCで更新するのは

これが始めてです。

なので、トヨエモンをうまく変換してくれず、変な漢字にされそうになりました(笑)

 

さて、6月にFoods&Functionalsの紹介をしたのですが(リンクは→ココ)、

このときにValio社で長年LGGの国際展開に力を注いできたKalle Leporantaさんについて

簡単に紹介しました。

 

今回の新しい号では、Kalleがついに退職されるので、その挨拶が最初のページに

掲載されています(新刊はココ)。

彼の退職は非常に残念ではありますが、私もたくさんお世話になったので、

この場をお借りして感謝申し上げます。

 

今号では、フィリピンと韓国で発売されているLGG菌の入ったサプリメントが

紹介されています。

 

フィリピンのものは子供らしいパッケージですね。

 

韓国のものの1つは、さらに解りやすくて可愛らしいパッケージ♪

こんな表現をできてしまうところに、ただただ頭が下がります。

ちなみに、この形は万国共通なのでしょうか?

私は日本の某漫画Dr.○○○○が元祖だと思っていましたが、

それが広まっていったのでしょうか?

もし、そうであれば、すごい影響力ですね!

 

ところで、前号のFFに弊社がさりげなく紹介されていたのですが、気付きました?

(さりげないのはトヨエモンですが・・・)

 

 

おしまい。

2011年12月29日 (木)

故郷(ふるさと)⑥

こんにちは。トヨエモンです。

三話にわたって紹介させて頂きました、ナンポウ先生のタフツ大学回想録
いかがだったでしょうか?

正直、まだまだ見習いの域をこえないLGG菌サムライのトヨエモンとしては、
とっても貴重なエピソードでした。
でも、まさかロブスターがオチだとは思いませんでしたが・・・。

今回、お二人の写真等をこのブログで使わせて頂くにあたって、
ナンポウ先生よりゴルバッハ先生にコンタクトをとってもらいました。

ゴルバッハ先生も、LGG菌をブログで紹介することを喜んでくれており、
なんとLGG菌発見に関する資料まで送ってくれました!!

こちらの資料は、日本語に翻訳したのちLGGラボ.jp(http://lgglab.jp/)に
近々アップの予定です。
また、ブログでもその内容を分かりやすく紹介していきたいと思います。

おしまい。

2011年12月26日 (月)

故郷(ふるさと)⑤

こんにちは。トヨエモンです。

前回は、ナンポウ先生がゴルバッハ先生とゴールディン先生と
対面したところまで、紹介させて頂きました。
実は、ゴルバッハ先生がゴールディン先生の師匠なんです!!
写真をみるとお二人とも仲が良さそうでうらやましいですね。

それでは、今回は「ナンポウ先生のタフツ大学回想録」最終回です。

(ナンポウ先生回想録3)
今回のタフツ大学訪問で、私は初めてゴルバッハ氏、ゴールディン氏の
意外な一面をみた。

ゴルバッハ氏は医学史がとても大好きで、自分の研究室に
古い医療器具の立派なコレクションを持っていた。
そして、私に色々な器具を見せてくれた。

Y0009_6
ゴルバッハ氏のコレクションの数々



Y0010_6
人類史上最初(!?)の注射器!!



一方、ゴールディン氏はとても研究に熱心な方で、色々と研究室の中を
案内してくれた。


Y0011_5

様々な実験施設、研究器具を惜しげもなく、色々なエピソードと共に
紹介して頂いたことは、研究者でなくても楽しめたと思う。


Y0012_4
これは、培養した細菌ですね!!


大学での話を終えたあと、私たちはボストンのとあるレストランに行き、
ディナーをしながら、ざっくばらんに色々な話をした。
私は二人の豊かな人間性と創造性に触れることができ、LGG菌の誕生の秘密を
知ったような気がした。
このとき食べたロブスターはとても美味しかった・・・。

(おしまい)

注:ナンポウ先生の記憶なので、多少の脚色があります。

2011年12月21日 (水)

故郷(ふるさと)④

こんにちは。トヨエモンです。

ナンポウ先生の回想録いかがでしょうか?
今回は、いよいよLGG菌の生みの親(!?)である
ゴルバッハ先生、ゴールディン先生との対面です。
それでは、続きを!!

(ナンポウ先生回想録2)
実は、私はフィンランドやイタリアなど、各地で2年に一度開かれていた
LGG菌シンポジウムの場で、両氏に何度か会ったことがある。
しかし今回は突然の訪問。
嬉しさに対する興奮と同時に、二人に迷惑をかけたのではないかと、
内心ビクビクもしていた。

けれども、私の心配をよそにゴルバッハ氏とゴールディン氏は
笑顔で出迎えてくれた。

Y0008
やさしく出迎えてくれた両氏
左:ゴールディン先生、右:ゴルバッハ先生


私達は、久々の再会の挨拶を交わすとすぐに研究の話を始めた。
二人は、私たちが当時日本でおこなっていたLGG菌と花粉症の研究に対して
強い関心を示して、研究の内容や方法についてこと細かに尋ねられた。
当時、英語がまだまだ下手くそだった私は、その質問の数々に冷や汗を
かきながら懸命に答えたことを鮮明に覚えている。
けれども、それ以外に何を話したのか、
正直あまり覚えていない・・・(苦笑)。

(つづく)

注:ナンポウ先生の記憶なので、多少の脚色があります。

2011年12月16日 (金)

故郷(ふるさと)③

こんにちは。トヨエモンです。

さて、以前にLGG菌の生まれ故郷は米国タフツ大学ということを
紹介しましたが、残念ながら私はタフツ大学を訪れたことがありません。
そこで、誰かタフツ大学を訪れた人はいないかと探してみました・・・

・・・いました!! 

我らが師匠、ナンポウ先生です。(注:上司です!!)

ナンポウ先生は、ケンノシンの記事でも登場しましたが、長年LGG菌の研究に携わっておられ、私達が立派なLGG菌侍になれるよう、日々稽古をつけてくれている人です。

ということで、ナンポウ先生のタフツ大学回想録を紹介したいと思います。

(ナンポウ先生回想録1)
2006年の夏、私は上司より特別に許可を得て、
米国出張からの帰国途中にボストンのタフツ大学に立ち寄った。
タフツ大学は、LGG菌発祥の地であり、
LGG菌の研究に携わる人間にとっては憧れの聖地。
到着前から胸の高鳴りを抑えるのに苦労した。

まず、ビックリしたのはタフツ大学がボストン市の中心部の
商店街のなかに位置していることだった。
大学は多くの店に囲まれており、とても賑やかなところに建っていた。
大学のそばにはチャイナタウンが広がっており、
幼少の頃より慣れ親しんだ中華料理の香りが私の鼻をついた。

しかし、大学の建物に一歩入ると、外の喧騒がウソのように
アカデミックな雰囲気が漂っていた。
伝統を感じさせるものから、最先端の研究機器・施設までが
整然と並んでいる。
私の興奮は既に最高潮に達していた。


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クリーンベンチ:細菌や細胞を扱うときには、汚染を防ぐ為に
上の写真のようなフードのついたクリーンベンチと呼ばれる
機器のなかで実験をします。



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ビニル・アイソレーター:腸内の細菌のなかには酸素に弱いものも多く、
そのような細菌を扱うときには、ビニルの中を二酸化炭素や窒素といった
酸素以外の気体で満たすことで、細菌が酸素に触れて死なないようにします。



Y0007

そして、建物のなかのまっすぐな廊下を歩き、ある一室へと入った。
そこには、あのLGG菌を発見したゴルバッハ氏とゴールディン氏が立っていた・・・。

(つづく)

注:ナンポウ先生の記憶なので、多少の脚色があります。