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2016年8月 4日 (木)

新しく発表された論文のご紹介

こんにちわ。

タケサブローです。

トヨエモンから紹介がありましたように(スギ花粉症と腸内細菌に関する新しい論文☆

サムライ達の論文が出ました。

 

LGG菌とTMC0356菌を花粉症を自覚する人に食べてもらって、

スギ花粉が飛び交う前と後で腸内細菌はどうなったか!?

というところを主に研究された論文です。

その中身について1つ紹介します。 

解ったことはこの2つの菌を食べてもらうと摂取前後で

腸内細菌の「多様性」が多くなるということです。

 

多様性とはなんでしょうか?

腸内にいる細菌の種類が少なく、さらに偏った状態であれば多様性は少ない状態です。

一方、種類が多く、かつ均等に存在すれば、多様性は多い状態です。

 

例えば、抗生物質Aをたくさん入れると、抗生物質Aに対して感度が高い細菌Aは

どんどん死んでしまい、感度が低い(=抵抗性が強い)細菌Bはしぶとく生き残ります。

そうすると、細菌Bだらけになって、多様性は少なくなってしまいますね。

 

アメリカの研究で、様々なアレルギーと多様性を調べた論文がございました。

出典:

Hua X et al.

EBioMedicine. 2015 Nov 27;3:172-9.

Allergy associations with the adult fecal microbiota: 

Analysis of the American Gut Project.

Pubmedのリンクはこちら

それによると、「成人アレルギー患者は、健康な人と比べて、細菌の多様性が低い。」

とのことです。

スギ花粉症も一つのアレルギー疾患です。

LGG菌とTMC0356菌の2つの乳酸菌を食べることで、花粉症患者さんの多様性が多くなる

ということは、花粉症状を抑える理由の一つの可能性を示したものかもしれません。

と筆者らは考えているようです。

 

話は飛びますが、世界を見渡すと、様々な動物が絶滅危惧種に指定されております。

つまり地球上の生物種の多様性がどんどん少なくなっているということです。

2016年、IUCN(国際自然保護連合)によると世界の既知種のうちの約8万種の

絶滅リスクを評価し、およそ2万3千種が絶滅危惧種とのこと…。

え、3割も!? 恐ろしいcoldsweats02

だって、今まで植物や虫、動物から得られてきた食料や薬品を摂ることが出来なくなって

しまうじゃないですか…。 こういう発言がヒト中心の発想なのかもしれませんが。

 

先ずは自分の中にいる細菌たちと向き合って、多様性が多くようなバランスの取れた食事を

心がけたいと思いました。

ストレスも多様性に天敵らしいですよ。

end。